画面越しでも伝わる人間らしさとは?

新型コロナウイルスによって社会的な構造や価値観がいっぺんに変わった。その変化は30年進んだとも言われ、今まで好調だった業種の先行きがまったく見えなくなっている。

例えば、これからの健康寿命を延ばそうという流れで、右肩上がりの成長を続けてきたスポーツクラブなどだ。マスク着用の義務化やスタジオプログラムの激減に加え、会員同士の井戸端会議の禁止など、感染対策が障害となり退会が止まらない。

いままで機械化が難しいとされた業種でも、人の置き換えを目的としたAIやロボット設備の需要が増え、開発競争が活溌になってきた。

安い人件費に支えられてきた業界をはじめ、全国展開しているスーパーでもセルフレジへの置き換わりが急速に進むことで、顧客もにもこの流れが受け入れられてきた。

ビフォアーコロナ時代からすでに時々コンビニの店員より、チケット券売機の方が気持ちの良い対応だと感じることがあった。

券売機を開発した技術者の気遣いや思いやりが、機械に魂を吹き込んでいるからではないかと僕は感じる。

モニターを挟んで、この記事を書いていた僕がいて、記事を読んでくれている人がいる。もしこの創作の代わりがAIにできたとしたらどうなるのだろうか。

画面越しでもその先の人を感じる対応や状態とは何だろうか、人間の魂を物質や情報に乗せることについて僕は最近よく考えるようになった。


修正履歴:2022年1月12日、400文字の制限を外して文章改訂(574文字)

音声付き動画

2022年1月15日、大和楽の新しい試みとして、音声読み上げ動画を制作し公開しました。

読み上げ音声だけのつもりで制作したのですが、ついでに字幕をつけたところ、動画風になっていきました。挿絵や写真を入れた方が、動画作品としてはよい気もしますが、編集スキルがついてきていません。言い訳です。

しばらくしたら、写真を入れたバージョンで新しく動画を作るかもしれません。YouTubeの機能も使いこなせていませんが、ぼちぼちやっていこうかなと思います。

閲覧ありがとうございます。