今日2021年2月2日は節分でした。天文学的な暦で今年は例年より1日早いそうです。
今回は、オンラインの坐禅開始参加したので、ブログ的に書いてみようかなと思います。
オンライン坐禅会
新型コロナウイルスにより緊急事態宣言とともに自粛生活が始まった去年の4月ごろ、オンラインで坐禅会をやっているという話は聞いていたのですが、今日初めてオンライン坐禅会に参加しました。
オンライン坐禅会のきっかけは「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」という、スタジオジブリの鈴木プロデューサーがいろいろな人と対談する日曜夜のラジオ番組で、出演した禅僧の話を聞いた後に、番組で紹介されたのがきっかけです。
朝何気なしに、オンライン坐禅会で検索をしてみたところ思いのほか多くの坐禅会が表示されました。坐禅を座禅と漢字変換候補の表示通り書き間違える所はたぶん、仏教の学びが浅いと判断し選ばず今回は、耳覚えのある臨済宗の坐禅会に参加しました。
坐禅について
坐禅と言えば、一般的には、瞑想やマインドフルネスなどライトなものから、インドの仏教僧などヨガが準備体操になる坐禅まで様々です。
僕にとっての坐禅は、ほんとに簡単で、いつでもどこでも簡単にできます。目を半眼にして背筋を伸ばし呼吸を整えて1から10まで呼吸を数えるだけの簡単なものです。
ありがたいことに、師匠は形にこだわらない教えを引き継ぎ、出先のホテルでも、タイマーと壁と床があればどこでもできる。と教えてくれました。
一日一回、決まった時間に決めた時間だけ坐る習慣にするのがポイントということで、2年ほど続けてきましたが、最近は坐禅の習慣がなくなっていました。
坐禅の感想
正直に、今日の坐禅に対しては、何も感じませんでした。始まるときに参加者が37名ぐらいで法話が終わるころには90名近くなっていましたが、人の気配をまったく感じなかったのです。
オンラインで坐禅は難しいのか?と感じました。坐禅会や禅堂で坐禅をするときには、自分の呼吸以外にも人の呼吸が聞こえてきます。凛とした空気も漂っています。それが、Zoomでは当然ミュートで伝わってきません。
僕は曹洞宗系ということもあり壁に向かって坐禅を行う形で来たので、画面に人が映っていると落ち着きません。いつも通り壁を見ていました。
そんなこんなで、一日が終わって、坐禅のすごさが今実感として感じているのです。確かに存在していなかったけど存在していたのです。
アンテナに積もったホコリが、屋根に積もった雪が落ちるがごとく落ちたからかもしれません。
干支の周期も変わり、引き続き世の中の大きな流れは天中殺真っ只中ですが、坐禅の習慣を戻しながら、少しずつ来る春に備えたいと思いました。