毎日の食事や日々をもっと大切にしなければと感じた。大切にしようと意気込むと、なんだか仰々しいというか嘘っぽくなってしまう。
絆、愛、優しさなどという言葉が氾濫しているからかもしれない。
効率重視の時代は人としての幸福を置き去りにしてきたように思う。ステイホームという自粛生活で「日々を味わいながら生活をする」という、なんだかゆっくりとした生き方でもいいのではと感じた。
そんなときに「たしなむ」と言う言葉が頭をよぎった。「食事をたしなむ生活」からは、丁寧に料理を作り、掻き込むのではなくゆっくりと味わいながら食事をする。会話を楽しんだり、料理の奥深さに心を馳せ、ゆったりと過ごすイメージがある。
「このキャベツはどのような植生を歩んできたのかな?」口に入るまでの様々な縁に思いをはせると自然と「いただきます」「ごちそうさま」と言う言葉が出てくる。
食事をたしなむ生活を意識すると、豊かになれそうな気がした。
そうだ、もっとがんばりたい。
さぁ、がんばろう。
では、このへんで。