テクニカルライティングの本に、テーマを決めて200文字前後でまとめる訓練が提案されていた。
「一行50文字前後で4~5行の形をめざし、一週間かけて整理・構想から草案と推敲へと丁寧に書き上げる」とある。
試しに感覚で書き始めたところ200文字は意外に長く感じた。100文字程度で完結したからだ。紹介されていたロジックツリーなどのテクニックの必要性を感じた。
よく読むと200文字キッカリではなく前後と書かれていた。大和楽のコラムは改行を除き400文字と決めて、毎回ピッタリに合わせている。
キッチリにこだわると初稿よりは無駄が削がれて密度は上がるが「、」を消したり言い回しを変えるたびに妙な文章になっていく。修正しきれず公開されている文もある。
400文字前後でいいのか。キッチリが好きな僕は、なんだか釈然としないけど8文字(±2%)の許容差を認めることとした。
今日はその第一歩でキッチリのこだわりを捨ててみた。
そうだ、もっとがんばりたい。
さぁ、がんばろう。
では、このへんで。
書籍情報
- 書名
- 技術者のためのテクニカルライティング入門講座
- 副書名
- 生産性が向上し、相手に伝わる論理的な技術文書の書き方
- 著者
- 高橋 慈子
- 出版者
- 翔泳社
- 出版年月
- 2018.11
- ISBN
- 978-4-7981-5719-1
書籍紹介
- 書籍にはテクニカルライティングはコラム向けのライティング方法ではなく、ビジネスなどで業務をスムーズに進めるための文章の書き方とあります。
本の中にある実践編では取扱説明書、提案書、障害報告書、社外メール文のチェックポイントや演習形式のトレーニング方法が紹介されています。
長い年月と多数の受講生で改善が重ねられた成熟した講座のように、初めて学ぶ人がつまずきやすいポイントが網羅されている感じがしました。
特に駄目な文の例には、どこがいけないかと理由付で改善例があり、実社会で失敗を繰り返す前に、独学で学ぶのにちょうど良い書籍だと感じました。
実践内容に関する文章の向上を目指す方からおすすめの書籍を教えてくださいと聞かれたら、大学の講義に出席していなくても優が取れてしまう「ノートがきれいに書ける受講生がもれなく書き上げたノート」として紹介できそうです。個人的にはこれ一冊で十分だと思っています。
文責:大和楽管理者