日本ではスターウォーズと間違えられやすいスタートレックという作品がある。円盤形の宇宙船エンタープライズとそのクルーが主役のSFテレビドラマである。
アメリカの著名な科学者や医者の多くにスタートレックがきっかけでその道に入ったと言う人が多い。医療機器のMRIの開発者や、機械と人間の融合で通販で世界的なシェアをもったAmaozn倉庫のインスピレーションも、スタートレックから来たとCEOのインタビュー記事にあった。
SFの父と呼ばれる「海底二万里」などで有名なSF小説家ジュール・ヴェルヌ氏は、多くの少年少女を科学技術の道へ誘った。小説や物語は、一歩先に未来を予見させる力を持っている。
小説家のインスピレーションは世相に感化されやすい。こうなったら良いな、こうありたいなと言う願望が源泉となる。一歩先の未来に希望が持てない世相の中だからこそ明るい未来を描き出す意義があると思う。想像と思いが現実を作るからだ。