高度成長期のイケイケ作品と現在の世相

こんにちは、ブログコラムを書くようになってから、読んで楽しいものに触れると、その要因は何かという視点で見てしまいます。

高度成長期の作品はどこかイケイケでワクワクした作品が多いことに気づいた。筆が滑っているというか、勢いがあるのです。

最近は、クレームを恐れた出版社が表現に指導をすることが多いそうだ。それを嘆く作家も多く、曽野綾子さんの著書「夫の後始末」の中で「最近の世相には、小説の中ですら、暗い話、非道徳的な話を書いてはいけないとする、おかしな幼児性が、主にマスコミ自体の中に顕著に出てきた。」と書いてあった。なんだか重い。

作家は少々変人でないと面白い作品が書けないという。人間の欲求や感情に触れる表現を押さえ込まれるとつまらなくなる。バランスは紙一重。

作家だって現代を生きているわけで、イケイケの世相に影響を受けていたのかも。がんじがらめの中でいかに面白い文章を編み出すか、物書きって面白いです。

そうだ、もっとがんばりたい。
さぁ、がんばろう。
では、このへんで。